本屋さんでよく見かける伊坂幸太郎さんの作品。
数が多すぎて、何から読めばいい?
おすすめの本は?
と迷う人のために、絶対にハマるおすすめの5作品を厳選しました!
伊坂幸太郎さんの作品の魅力といえば、
パズルのように気持ちよく繋がっていく伏線と物語
なぜか大好きになってしまう個性的な登場人物
です。
伊坂幸太郎作品でしか補えない養分があります。
この意味をたくさんの人と共有したくて作品を厳選しました!
参考になりましたら幸いです!
この記事の作者
はじめましてこいちゃです。
今回は大好きな伊坂幸太郎さんの作品を紹介します。
本を読むのが苦手だった僕が本好きになったきっかけの一作品が伊坂幸太郎さんの『ラッシュライフ』です。
当時は本当に読書をするのが苦手で、毎日毎日『ラッシュライフ』を読みましたが読了まで一か月もかかりました。
僕にとっては大きな進歩で、実は一冊読み切るという体験がほぼ初めてでした。
読み始めては途中で飽きてしまう、、、そんな負のループから救ってくれたのが伊坂幸太郎さんです。
物語の展開が読めない、続きが読みたくて気が付いたらページをめくっている。伊坂幸太郎さんはそんな素敵な本を書いてくれます。
気になったものがあったら是非読んでみてください!
1, 『オーデュボンの祈り』
伊坂幸太郎の名を世界に轟かせたデビュー作です。
文句なしに最初に読むことをおすすめする本です。
あらすじは、
コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?
ミステリーに分類されていますが、少しファンタジーな設定もあります。
時系列順に読みたい人にも、とりあえず代表作を読んでみたい人にもおすすめする一冊です。
伊坂さんの特徴がぎゅっと詰まった一冊なのでぜひ初めに読んでみてください。
2, 『死神の精度』
次に紹介するのは『死神の精度』です。
初期の代表作です。知名度も高く、最初に読む一冊としては最適です。
あらすじは、
こんな人物が身近に現れたら、彼/彼女は死神かもしれません──(1)CDショップに入りびたり(2)苗字が町や市の名前と同じ(3)会話の受け答えが微妙にずれていて(4)素手で他人に触ろうとしない。1週間の調査の後、死神は対象者の死に「可」「否」の判断を下し、「可」ならば翌8日目に死は実行される。ただし、病死や自殺は除外。まれに死神を感じる人間がいる。──クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う、6つの人生。
この作品では死神の千葉が死を直前にした人たちに接触し調査を行う短編集になっています。
それぞれの短編がサスペンス、ミステリー、ハートフルと様々なジャンルになっています。
一作品で伊坂幸太郎さんの良さが存分に味わえるため大人気の作品となっています。
3, 『グラスホッパー』
こちらも初期の作品。〈殺し屋シリーズ〉という人気シリーズの1作目で、伊坂幸太郎作品の良さがぎゅっと詰まっています。
シリーズもので長く楽しみたい人におすすめです。
あらすじは、
「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。
どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。
鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。
一方、自殺専門の殺し屋「鯨」、ナイフ使いの天才「蝉」も「押し屋」を追い始める。
それぞれの思惑のもとに──。
「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。
疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!
3人別々の視点で話が進んでいき最後には大きな一つの物語になっている、まさに伊坂節がさく裂する作品です。
ハリウッド映画化で話題となった『マリアビートル』にもつながる作品なので、迷ったら『グラスホッパー』を読んでください!
4, 『ラッシュライフ』
こちらも初期作品。おすすめの理由は僕が最初に読んだ作品だからです。
僕はこの本を読んでドはまりしてほとんどの作品を読み終えてしまいました。
あらすじは、
泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。幕間には歩くバラバラ死体登場――。並走する四つの物語、交錯する十以上の人生、その果てに待つ意外な未来。不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。
一番良くわからないあらすじだと思います。
僕も当時はよく分からないまま読み始めた記憶があります。
しかし、読み始めてみると読む手が止まらない、、、
展開が読めないせいか、表現が巧みなのか、
理由は分かりませんが次のページが気になって止まらなくなります。
騙されたと思って読んでみてください。
5, 『逆ソクラテス』
最近文庫化された作品です。話題にも乗れるのであげてみました!
本屋大賞の最終候補にも残った作品で、評価の高い作品です。
あらすじは、
逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える(逆ソクラテス)。足の速さだけが正義……ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが(スロウではない)。最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。でも、戦いはまだ続いているかも(アンスポーツマンライク)。など短編全5編の主人公はすべて小学生。デビュー20年目の新境地ともいえる本作は、伊坂幸太郎史上、最高の読後感! 2021年本屋大賞第4位。柴田錬三郎賞受賞作品。
全5編の短編集で小学生が主人公ということが共通しています。
これまでの伊坂幸太郎とは一味違った物語が楽しめます。
最初に読む一冊としてもおすすめできます。
いろいろ考えたのですが、最近の作品から読み始めて時代を逆行していくのも面白いと思います。
この作品で興味を持った人はぜひ伊坂さんの初期作品にも触れてみてください。
まとめ: 迷ったら『オーデュボンの祈り』『逆ソクラテス』を最初に読んでみてください!
今回は最初に読む、迷ったら読む伊坂幸太郎さんの5作品を紹介しました。
最初に読む作品としては、デビュー作『オーデュボンの祈り』と最近の話題作『逆ソクラテス』をお勧めします。
そのほかに、一番人気作品『死神の精度』、人気シリーズ一作目『グラスホッパー』、僕がハマったきっかけ『ラッシュライフ』を紹介しました。
どれも伊坂幸太郎さんの代表作なので、絶対に魅力に気づいてもらえると思っています!ぜひ読んでみてください!