この記事では『グラスホッパー』『マリアビートル』に続く〈殺し屋シリーズ〉の3作目『AX』伊坂幸太郎のあらすじと感想を紹介します。
今回の主人公は恐妻家の殺し屋です笑
変な設定だなと思いながら読みましたが、〈殺し屋シリーズ〉で一番ぐっと来た作品です。
家族の大切さを感じたい人
〈殺し屋シリーズ〉を深く楽しみたい人
あらすじ: 『AX (アックス)』伊坂幸太郎
(C)Kotaro Isaka 2017,2020
最強の殺し屋は――恐妻家。
物騒な奴がまた現れた!
物語の新たな可能性を切り開く、エンタテインメント小説の最高峰!
「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。
一人息子の克巳もあきれるほどだ。
兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。
引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。
こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。
感想 (ネタバレ無): おすすめ度 8/10
『AX (アックス)』は〈殺し屋シリーズ〉の中で一番泣ける作品です。
僕が涙もろいだけかもしれませんが、読みながら泣いてしまいました。
正直言うと途中まではいまいちだなと感じていました。ですが、読み進めていってラストを読み切ったときにぶわっと来てしまいました。
特に最後のシーンは、そこだけを読んでも何も感じませんが、最初からすべて読み進んだ人にはとてつもない感動を与えます。
この感動を皆さんにも味わってほしいです。。。
気になった人は是非読んでみてください!今はオーディオブックでも聴けるのでそちらもお勧めです!
『AX (アックス)』から読み始めても大丈夫?
『AX』から読み始めて全く問題ありません!
〈殺し屋シリーズ〉は全ての作品が同じ世界線で描かれていますが、それぞれの作品が独立した話になっています。
そのため、『AX (アックス)』単体でも存分に楽しめます。
僕の感覚ですが、特に『AX』は他シリーズとの繋がりが薄かったように感じます。
〈殺し屋シリーズ〉で唯一注意が必要なのは、『777』ぐらいですかね。『777』と『マリアビートル』は主人公が一緒なので前作を読むことでより楽しめます。
〈殺し屋シリーズ〉の順番
1, グラスホッパー
2, マリアビートル
3, AX
4, 777
『グラスホッパー』
『マリアビートル』
『777』
作成中
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まとめ: 『AX (アックス)』伊坂幸太郎は〈殺し屋シリーズ〉随一の感動作品!
『AX (アックス)』は〈殺し屋シリーズ〉の中で最も泣ける作品です。僕は泣きました。
前作の『グラスホッパー』『マリアビートル』を読んでいなくても楽しむことができます!
『AX』はオーディオブックにもなっています。気になる方はそちらもチェック!